「高配当株を100銘柄以上も持っていて、管理が大変じゃないですか?」

高配当株の話をすると、よくこう聞かれます。たしかに数だけ聞くと大変そうに見えますよね。でも実際のところ、私はそこまで気負わずに続けられています。今回は、100銘柄を超える高配当株を私がどう管理しているのか、正直なところをそのまま書いてみます。

(※特定の銘柄をすすめる記事ではありません。あくまで私個人のやり方の記録です。投資の判断はご自身の責任でお願いします。)

そもそも、なぜ100銘柄を超えたのか

最初から「たくさん持とう」と思っていたわけではありません。特定の会社や業種にかたよらないように少しずつ買い足していった結果、気づけば100銘柄を超えていました。

これができたのは、1株から買える「単元未満株(S株)」を使っていたからです。まとまったお金がなくても1株ずつコツコツ買い集められたので、自然と分散が効いていきました。このあたりは単元未満株で高配当株を始めた記事にも書いています。なぜインデックスに加えて高配当株を選んだのか、という根っこの部分はこちらの記事にまとめています。

私が使っている2つの道具

管理に使っているのは、大きく2つだけです。

① SBI証券のポートフォリオ画面

まず、証券口座の画面そのものです。私はSBI証券を高配当株用に使っていて、保有銘柄の株価や損益、配当利回りをここでまとめて確認できます。特別なことはしていなくて、口座の画面をながめるところから始めます。

② 高配当株管理用のスプレッドシート

もう一つが、高配当株を管理するためのスプレッドシート(表)です。これはゼロから自作したものではなく、高配当株の管理に使える既存のシートを利用しています。口座画面だけでは「業種の偏り」や「全体に占める割合」がつかみにくいので、そこを補う目的で使っています。

この2つを行き来しながら、「特定の銘柄に集中しすぎていないか」を見て、株価や利回り、その他の指標から"今が買い足すタイミングか"を判断しています。

記録・チェックしている項目

ふだん見ているのは、だいたいこのあたりです。

  • 保有している株数
  • その銘柄が全体に占める割合
  • 株価
  • 配当利回り
  • 業種

新しい銘柄を選ぶときは、これに加えてもう少し深く見ます。売上高の推移、EPS(1株あたりの利益)の推移、営業利益率、自己資本比率、配当性向などです。むずかしそうに見えるかもしれませんが、要は「無理なく配当を出し続けられそうな会社か」を確かめるための項目です。全部を完璧に見ているわけではなく、気になったところを中心にチェックする、くらいの気楽さでやっています。

見直しは1〜2か月に1度、売却はほとんどしない

見直しの頻度は1〜2か月に1度くらいで、毎日は見ません。むしろあえて資産額を見ない日をつくるようにしてから、余計な売買が減って気持ちが楽になりました。

そして、よほどのことがない限り売りません。見直しでやっているのは「売る・売らない」の判断ではなく、株価の値動きや増配・減配による利回りの変化、業種の偏りを見て、"次に買う銘柄の優先順位"を入れ替えることが中心です。

AIも使うので、そこまで手間ではない

正直に言うと、そこまで苦労している感覚はありません。理由の一つが、AIを活用していることです。

たとえば、自分のポートフォリオをAIに見てもらって業種の偏りを指摘してもらう、という使い方をしています(その体験はAIにポートフォリオを診断させた記事に書きました)。作業のような部分はAIにお願いして、最後に「どうするか」を決めるのは自分。この役割分担のおかげで、銘柄数が多くても回せています。

一番大事にしているのは「配当を受け取るための投資」だと忘れないこと

道具や記録以上に大事にしていることがあります。

私にとって高配当株は、あくまでサテライト(脇役)です。資産形成の中心(コア)はインデックス投資で、そちらで順当に育ってくれているからこそ、高配当株のほうは少し肩の力を抜いて楽しめています。

そのうえで、いつも意識しているのは「これは値上がり益(キャピタルゲイン)を狙った売買ではない」ということです。あくまで配当金という"インカムゲイン"を受け取るための投資。ここの認識がブレると、株価の上下に一喜一憂して短期のトレードになってしまいます。銘柄数が多いほど、この軸をぶらさないことが管理のいちばんのコツかもしれません。

まとめ

100銘柄を超える高配当株の管理は、聞くほど大変ではありません。私の場合は、

  • SBIの口座画面+スプレッドシートの2つだけ
  • 見るのは1〜2か月に1度、売却はほとんどしない
  • AIに手伝ってもらう
  • 「配当を受け取るための投資」という軸をぶらさない

これくらいのシンプルさで続けています。完璧に管理しようとせず、続けられる形にすることのほうが、私にはずっと大事でした。

(この記事は個人の体験の記録であり、特定の銘柄や投資手法をすすめるものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。)