証券口座に「配当金が入金されました」という通知が届く瞬間。これは、高配当株を続けていて一番うれしい瞬間かもしれません。自分が眠っている間にも、株たちが少しずつお金を運んできてくれる——大げさに言えば、そんな感覚です。

では、その配当金を実際にどう使っているのか。今日は、私が「再投資」と「ちょっと使う」のあいだで、どうバランスを取っているのかを体験ベースで書いてみます。

配当金の使い道、大きく分けて2つ

配当金の使い道は、ざっくり分けると2つに整理できます。

  • 再投資する……受け取った配当でさらに株を買い、資産を雪だるま式に増やしていく
  • 使う……生活費の足しにしたり、自分や家族へのご褒美にしたりする

「効率」だけを考えれば、答えは再投資に寄ります。でも私は、どちらか一方に振り切らないことにしています。理由を順番に書いていきます。

私の基本は「再投資」。理由は“雪だるま”

受け取った配当の大部分は、再投資にまわしています。配当で買い増した株が、また次の配当を生む。その配当でさらに買い増す——この繰り返しが、いわゆる複利の効果です。最初はゆっくりですが、続けるほど雪だるまのように効いてくる、と言われています。

とくに資産形成の途中段階では、ここで使ってしまうよりも、再投資して“配当を生む土台”を大きくしておきたい。私はそう考えて、コツコツ買い増しを続けています。

でも、一部はあえて「使う」ことにしている

ここが私のちょっとしたこだわりなのですが、配当のすべてを再投資にはしていません。一部は、意識的に「使う」ようにしています。理由は2つあります。

① 配当で、家族とちょっといいことを

たとえば、配当が入った月に、家族でいつもより少しだけ良い外食をする。子どもに何か買ってあげる。そんな“小さなご褒美”に、配当の一部をあてることがあります。

金額の大小ではなく、「これは株たちが運んできてくれたお金だ」と感じられること自体が、私にとっては大きな満足です。投資が、数字の上だけの話ではなく、暮らしの中の実感に変わる瞬間でもあります。

② 「お金に働いてもらう」を実感できると、続けられる

投資でいちばん難しいのは、派手なテクニックよりも「長く続けること」だと私は思っています。そして続けるためには、ときどき“ごほうび”で実感を得ることが、案外ばかにできません。

全額を再投資して数字だけが増えていく状態は、効率はいいけれど、どこか味気なくなりがちです。配当の一部を実際に使い、「お金に働いてもらえている」と肌で感じる。それが、私にとっては長く続けるための燃料になっています。

再投資は、実際どうやっているか

再投資ぶんは、基本的に1株から買える単元未満株を使って、気になる高配当株を少しずつ買い増しています。配当はまとまった大金ではないことも多いので、1株単位で柔軟に買えるこの仕組みは相性がいいです。単元未満株については別の記事にくわしく書いています。

もう一つ、知っておくと得かもしれないのがNISA口座と配当の関係です。NISA口座で保有している株の配当は、受け取り方の設定によっては非課税で受け取れる場合があります。私は口座を開いたときにこの設定を確認しました。ただし制度の細かい条件は時期によって変わることもあるので、必ずご自身の証券会社や最新の制度情報を確認してください。ここは思い込みで進めず、ひと手間かけて確認する価値があるところです。

配当金の使い道に、「正解」はない

ここまで私のやり方を書いてきましたが、配当金の使い道に唯一の正解はないと思っています。

資産を最大化したい時期なら、再投資に振り切るのも合理的です。逆に、配当を生活の支えや楽しみとして使うのも、立派な“配当株の楽しみ方”です。どちらが正しいということではなく、自分が無理なく続けられるバランスを見つけることが大事なのだと思います。

もちろん、これはあくまで私個人の考え方と体験であり、投資の判断はご自身の責任でお願いします。それでも、「配当をどう使うか」を考えること自体が、投資を自分ごととして楽しむきっかけになれば嬉しいです。

そもそもなぜインデックス投資の次に高配当株を選んだのかは、こちらに書いています。
【つみたて3年目】インデックス投資の「次の一歩」に高配当株を選んだ理由

配当の再投資に使っている「1株から買える仕組み」については、こちらでくわしく。
1株から買える「単元未満株(S株)」で高配当株を始めた話

実際の運用の様子は、月次の記録でも公開しています。
【運用記録2026年6月】AI半導体に心が動いた月

100銘柄を超える高配当株を、実際にどう管理しているかはこちらにまとめました。
高配当株100銘柄超を、どう管理している?|会社員投資家のゆるい記録術