会社員投資家フヤスの、毎月恒例の運用記録です。気づけば一年も折り返し。今月も、インデックスと高配当株の"いま"を、正直に書き残しておきます。

いつもの通り、具体的な金額は出さず、割合や規模感で記録します。数字を見せびらかすためではなく、自分自身の記録として、そして同じようにコツコツ積み立てている方の参考になれば、という気持ちで書いています。

(※これは私個人の運用記録であり、特定の銘柄や投資手法をすすめるものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。)

インデックス投資の状況

まず、資産形成の中心(コア)であるインデックス投資から。主軸のオルカンを中心としたインデックスは、前月から小幅にプラス。大きく動いた月ではありませんが、高い水準を保っています。

7月は、あとで触れるとおり相場全体が神経質で、上値の重い展開でした。それでも、私がやることはいつもとまったく同じです。値動きを気にしすぎず、淡々と積立を続けるだけ。というより、私の積立は毎月自動で買い付ける設定にしているので、相場が上がろうと下がろうと、私が何かを判断する場面はそもそもありません。「続ける」を意志ではなく仕組みに任せているおかげで、こういう神経質な月ほど、心がラクだと感じます。

正直に言えば、相場が荒れているときは、つい資産の数字を何度も見たくなります。でも、見れば見るほど気持ちが揺れるだけ、というのは何度も経験しました。だから今は、あえて頻繁には見ないようにしています。積立は自動、確認は月に一度この運用記録を書くとき——それくらいの距離感が、私にはちょうどいいようです。

高配当株の状況

次に、サテライト(脇役)の高配当株です。こちらは、含み益が+30%ほどまで広がりました。前月からは、じわりと改善しています。

とはいえ、高配当株は値上がり益を狙うものではなく、あくまで配当を受け取るための投資です。だから、含み益の数字そのものには、正直あまり一喜一憂していません。ここが大きく増えたからといって売るわけでもありませんし、逆に減ったからといって慌てるわけでもない。私が見ているのは、目先の評価額よりも、「配当を安定して払い続けてくれる会社を、コツコツ持ち増せているか」のほうです。

ちなみに配当は、7月は受け取りの少ない月でした。配当が入るタイミングは月によって波があるので、少ない月は「そういう月だ」と淡々と受け止めています。受け取った配当は、基本的に再投資にまわし、また次の配当を生む土台を少しずつ大きくしています。派手さはありませんが、この地味な繰り返しこそが高配当株投資の本体だと思っています。

今月の買い増し:AIで選んだ2銘柄

さて、今月いちばんの動きは、買い増しです。AIを活用した銘柄選定をあらためて実施し、その結果として、建設業窯業(ガラス・土石)から1銘柄ずつ買い増しました。(※銘柄名は伏せます)

やり方は、いつものスクリーニングの流れです。まず証券会社のスクリーナーで、粗い条件をつけて数百件の候補を一気に出します。それをそのままAI(Claude)に読ませて、自分の決めた指標で絞り込んでもらう。この"数百件を条件でふるいにかける"作業は、手作業だと大変ですが、AIがいちばん得意なところです。

このとき私が大事にしているのは、「譲れない軸」と「緩めてもいい条件」を分けて考えることです。私が最後まで守るのは、売上高とEPS(1株あたり利益)が伸びていること、配当利回りが3%以上あること、そして過去10年間で減配していないこと。ここは事業の土台と配当の信頼性に直結するので、妥協しません。一方で、PER(割安さの目安)や自己資本比率は、業種によって適正な水準が大きく違うので、業種の性質を見ながら幅を持たせています。

というのも、すべての条件を完璧に満たす銘柄は、まず見つからないからです。だからこそ、譲れないところは守りつつ、それ以外は現実に合わせて緩め、「納得できる妥協点」を探す。今月選んだ2銘柄も、そうやってAIと条件を出し入れしながら、業種の偏りも見つつ選んだものです。

もちろん、AIに任せるのはあくまで「候補の選定」まで。最終的に「買う」と決めるのは、いつも自分です。「この銘柄は上がりますか?」といった株価の予想や、売買のタイミングをAIに聞くことはしません。そこはAIにも誰にも分からない領域ですし、任せてしまえば投資が他人任せになってしまうからです。便利な道具は使い倒す。でも、責任を取るのは自分。この線引きだけは変えないようにしています。

7月の相場をふり返って

7月は、上半期を引っ張ってきたAI・半導体一辺倒の相場に、少し変調が見えた月だったと感じています。

象徴的だったのが、米国の巨大テック企業の決算です。各社の業績はおおむね好調だったにもかかわらず、素直に買われる展開にはなりませんでした。むしろ、AIを支えるデータセンターや半導体への巨額な設備投資が「重荷」と受け止められ、「良い決算でも売られる」という、これまでとは逆の反応が目立ちました。上半期はとにかくAIに沸いた相場でしたが、投資家が「その投資は、いつ・どう回収されるのか」をよりシビアに問い始めた——そんな空気を感じた月でした。

日本株は、年初来高値圏を保ちながらも、もみ合いの色が濃い一カ月でした。金融政策では、日銀が7月末の会合で政策金利を1.0%に据え置き、一方で成長率の見通しは上方修正する方向と伝えられました。据え置き自体は想定どおりで、市場の関心はすでに「次の利上げがいつになるか」に移りつつあります。年の後半にかけて、追加の引き締めが視野に入ってきた、という段階でしょうか。

こうして書くと、いかにも動きの多い月に見えるかもしれません。でも、こうした短期のイベントで、私の毎月やることが変わるわけではありません。むしろ相場が神経質なときほど、「長期投資と短期の値動きは別の競技だ」と自分に言い聞かせています。ニュースに心が動く日もありますが、動いたうえで、いつも通り積み立てる。それだけです。

一年の折り返しに思うこと

7月は、ちょうど一年の折り返し地点でもあります。この半年をふり返ると、AI相場に沸いたり、途中に急な下落があったりと、相場のほうはにぎやかでした。それでも私の運用は、拍子抜けするほど変わっていません。インデックスは自動で積み立て、高配当株はAIで選んでコツコツ買い増す。その繰り返しだけです。

派手なテーマに飛び乗りたくなる誘惑も、下落に怯えて売りたくなる瞬間も、正直ありました。それでも売らず、乗り換えず、淡々と続けられたこと。半年たって思うのは、資産形成でいちばん難しいのは、実は「派手に儲けること」ではなく「地味に続けること」だ、ということです。そして、その"続ける"を仕組みに落とし込めていれば、あとは時間が味方をしてくれる——そう信じて、後半戦も同じペースでいくつもりです。

まとめ

7月は、派手な動きこそないものの、AIを使った銘柄選定で高配当株を2銘柄買い増した、地に足のついた一カ月でした。インデックスは淡々と積立、高配当株はコツコツ買い増し。相場のニュースに心が動く日もありますが、そのたびに「自分のレースを、自分のペースで」と立ち返っています。

来月も、同じことを、同じように続けていきます。それでは、また8月の記録で。

先月の記録は、こちらです。
【運用記録2026年6月】AI半導体に心が動いた月

AIでの銘柄選定について、もっと詳しくはこちら。
高配当株130銘柄をAIと18銘柄まで絞った全プロセス|私が使った11の指標

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