投資で一番むずかしい「続ける」を仕組みで解決する|自動積立のすすめ
投資を3年以上続けてきて、つくづく思うことがあります。それは、投資で一番むずかしいのは「続けること」だということ。難しい銘柄分析でも、相場を読むことでもありません。当たり前のことを、淡々と続ける——これが、実は一番むずかしいのです。
その「続ける」を、意志の力ではなく“仕組み”で解決してくれるのが、今日紹介する自動積立です。私自身、これに支えられてここまで続けてこられました。
自動積立って、どういうもの?
自動積立とは、その名のとおり、毎月決まった日に、決まった金額を、自動で買い付けてくれる仕組みのことです。最初に「毎月◯日に、この商品を◯円分買う」と設定しておけば、あとは証券会社が自動でやってくれます。
一度設定してしまえば、自分で毎月ポチポチ注文する必要はありません。給料から天引きで貯金されていくようなイメージで、気づいたら資産が積み上がっている——そんな状態をつくれます。
なぜ「自動」がいいのか、3つの理由
① 意志の力に頼らなくて済む
「毎月自分で買おう」と決めても、人間は忘れますし、面倒にもなります。相場が下がっている月には「今月はやめておこうかな」と弱気にもなります。
自動積立なら、そうした“揺らぎ”が入り込む余地がありません。自分の気分に関係なく、淡々と積立が続いていく。続けることが何より大事な投資において、これはとても心強い仕組みです。
② 感情を挟まずに、淡々と買える
毎月同じ金額で買い続けると、価格が高いときには少なく、安いときには多く買うことになります。こうして買うタイミングを分散することで、高値づかみのリスクをならす効果が期待できる、と言われています。
もちろん、これは「必ず得をする」という話ではありません。ただ、「いつ買えばいいんだろう」と悩んで動けなくなるくらいなら、機械的に買い続けるほうが、私にはずっと性に合っていました。
③ 時間も手間もかからない
設定さえ済ませれば、あとはほったらかしでOK。投資のことを四六時中考えなくてよくなるので、その時間を仕事や家族のために使えます。「手間がかからない」ことは、長く続けるうえで地味に効いてきます。
私の自動積立の設定
私は、新NISAのつみたて投資枠を使って、毎月決まった額をインデックスファンドに自動で積み立てています。金額は、無理のない範囲で「これくらいなら生活に響かない」と思える水準に設定しました。
もう一つ、最近はクレジットカードで積立を行う「クレカ積立」という方法もあります。証券会社によっては、積立額に応じてポイントが付くこともあるようです。ただし対象となるカードや還元の条件は証券会社・時期によって異なるので、利用する場合は必ず最新の条件を確認してください。私自身も、使うときはそのつど条件をチェックするようにしています。
自動化の「落とし穴」も、正直に
便利な自動積立ですが、いくつか気をつけている点もあります。
- 家計を圧迫しない額にする……自動だからこそ、無理な金額にすると後で苦しくなります。続けられる範囲が大前提です。
- 放置“しすぎ”ない……完全に忘れてしまうのも考えもの。私は年に一度くらい、積立額や中身が今の自分に合っているかを見直すようにしています。
- 「自動=安全」ではない……自動積立はあくまで“買い方”の仕組みであって、元本が保証されるわけではありません。値動きのある商品に投資している以上、増えることも減ることもあります。
仕組みに任せきりにするのではなく、ときどき自分の目で確認する。このバランスが大事だと感じています。
まとめ:続けるための、いちばん現実的な方法
気合いで毎月買い続けるのは、思っているよりずっと大変です。だからこそ、「続ける」を自分の意志ではなく仕組みに任せてしまう。自動積立は、そのための、いちばん現実的で再現性の高い方法だと私は思っています。
もちろん、金額の決め方も商品の選び方も人それぞれですし、投資の判断は最終的にご自身の責任でお願いします。それでも、「続けられるか不安」という方こそ、まずは少額から仕組みをつくってみるのがおすすめです。
つみたてを3年続けてわかったことは、こちらにまとめています。
▶ つみたてNISA・インデックス投資を3年続けてわかった5つのこと【会社員のリアル】
自動積立で「何を買うか」迷っている方は、私の使い分けも参考にどうぞ。
▶ オルカンとS&P500、両方積み立てる私の使い分け|なぜ9:1にしたのか