それでも”最初の一歩”には勧める理由

「家計簿、何度やっても続かない」

これは、ずっと私の悩みでした。
ノートも、アプリも、レシートの手入力も、どれも1ヶ月ともたずに挫折してきました。

そんな私が、つみたて投資を始めたことをきっかけに、もう一度だけ向き合ってみようと使い始めたのがマネーフォワード MEでした。

結論から言うと、私は1年半ほど使って、最終的にやめました
でも「使わなければよかった」とは、まったく思っていません。むしろ、家計と投資のスタート地点に立つうえで、大きな役割を果たしてくれたツールでした。

この記事では、ベタ褒めでも全否定でもなく、1年半使ってやめた人間の正直な感想を書きます。

使ってよかった3つのこと

① 銀行・カードをつなぐだけで、家計が自動で見える

最大の魅力はこれでした。
銀行口座やクレジットカードを登録しておくと、使ったお金が自動で記録され、食費・日用品・交際費…とカテゴリ別に勝手に分類されていきます。
レシートを手入力していた頃の挫折が嘘のように、「ただ生活しているだけで家計簿ができていく」感覚でした。

② 固定費のムダに気づけた

毎月の支出をグラフで眺めていて、ハッと気づいたのが携帯代の高さでした。
「これ、毎月こんなに払ってたのか」と。
この気づきが、のちに大手キャリアから格安SIMへ乗り換える行動につながりました。そのときの話は、こちらの記事に詳しく書いています。

👉 つみたてNISA・インデックス投資を3年続けてわかった5つのこと

③ 投資も含めた「資産の全体像」が一画面で見える

証券口座も連携できるので、預金と投資を合わせた資産の全体像が、ひとつの画面でわかります。
「今、自分の資産がどれくらいで、どう動いているのか」を把握できると、投資を続けるうえでの安心感がまるで違いました。

正直に言う、惜しかった点とやめた理由

ここからは、いい話だけでは終わらせません。
私が最終的にやめた理由を、正直にお伝えします。

① PayPayなど、一部の支出が把握しきれなかった

一番大きかったのはこれです。
私はPayPayをよく使うのですが、こうしたキャッシュレス決済の一部が、うまく家計に反映されきれない場面がありました。
「全体は見えるけれど、細部に穴がある」状態で、完璧に把握したい私には、だんだんモヤモヤが溜まっていきました。

② 連携が切れて、再ログインが必要になるのが地味に面倒

金融機関との連携は便利な反面、時々その接続が切れてしまうことがあります。
そのたびに、銀行やカードのIDとパスワードを入れ直して再接続しなければならず、これが地味にわずらわしい。
頻繁にチェックする人ほど、この「再ログイン作業」がストレスに感じるかもしれません。

③ 無料プランには連携数の上限がある

無料で使える範囲には、連携できる金融機関の数などに上限があります。
(具体的な数や条件は変わることがあるので、最新の内容は公式で確認してください)
口座やカードをたくさん使い分けている人は、無料の範囲だと少し物足りなく感じる場面があるかもしれません。

こんな人には向いている/向いていない

向いていると思う人

  • 銀行口座やクレジットカード中心で生活している人
  • まずは「家計の全体像」をざっくりつかみたい人
  • 家計簿が続かず、自動化で挫折を防ぎたい人
  • 投資と預金を合わせた資産をまとめて見たい人

あまり向いていないかもしれない人

  • PayPayなどキャッシュレス決済を多用し、1円単位で完璧に管理したい人
  • 連携の再ログインなど、細かい手間が気になる人

まとめ:完璧じゃない。でも「最初の一歩」には勧められる

正直に言えば、マネーフォワード MEは私にとって「ずっと使い続けるツール」にはなりませんでした。
でも、家計をまったく把握できていなかった私に、”見える化”という入口を作ってくれたのは間違いなくこのアプリです。

携帯代のムダに気づけたのも、投資の入金力を上げられたのも、最初にここで家計を「見えるようにした」からでした。

もしあなたが「投資は始めたけれど、家計はどんぶり勘定のまま」という状態なら、まず全体像をつかむ最初の一歩として試してみる価値はあると思います。
無料で始められるので、自分に合うかどうかを確かめてから続ければ十分です。

家計を見える化して気づいた「固定費の見直し」については、こちらに詳しく書いています。

👉 つみたてNISA・インデックス投資を3年続けてわかった5つのこと