インデックス投資を3年続けて、ある日ふと思いました。

「コツコツ積み立てるのは続けるとして……このまま”オルカン1本”だけでいいのかな?」

そんな”物足りなさ”を感じ始めた私が、次の一歩として選んだのが高配当株米国の個別株・ETFでした。今回は、その勉強のときに実際に読んでよかった本を、正直な感想とあわせて5冊紹介します。

まだインデックス投資の土台づくりの段階という方は、先にこちらの記事もどうぞ。

👉 投資初心者におすすめのお金の本6冊|インデックス投資3年目が選ぶ”最初の一冊”

※すべて実際に読んだ本です。感想は私個人の主観で、特定の銘柄や投資をすすめるものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。

「次の一歩」を踏み出すための3冊

① たぱぞう式 米国株お宝銘柄投資(たぱぞう)

こんな人に:インデックスは一通りやったけれど、米国の個別株やETFにも視野を広げたい人。

「個別株を始めたいけど、どこをどう見ればいいのか分からない」という当時の私に、ちょうどいい一冊でした。いちばんの収穫は、銘柄そのものより「選ぶための物差し」が身についたこと。損益計算書やキャッシュフロー、自社株買いといった着眼点や、VOO・VTI・VT以外のETF、定番以外の選択肢まで知ることができました。米国株は外貨決済にすると為替コストを抑えられる、といった実践的なノウハウも地味に役立ちました。もちろん相場しだいで結果は変わる前提ですが、視野を広げたい自分にぴったりの本でした。



② 半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資(長期株式投資)

こんな人に:配当をコツコツ受け取りながら、長く付き合える投資がしたい人。

専門用語が控えめで読みやすく、これから証券口座を開く段階の人でも置いていかれません。特にありがたかったのは、PERやPBRといった指標で銘柄を見る目線が身についたこと。著者が実際の保有銘柄まで公開してくれるので、「こういう基準で選ぶのか」と具体的にイメージできました。良い意味でローリスク・ローリターンの堅実なスタイルで、慎重派の私にはしっくり。一方で情報がやや古めで、紹介銘柄も今すぐ割安なものは多くありません。株価が下がった局面のエントリー候補として使うのが現実的だと思います。



③ バクでも稼げる高配当・増配株投資(投資家バク)

こんな人に:日本の高配当株を、これから本気で始めたい人。

「何から手をつければいいのか分からない」という、まさに当時の私のための一冊でした。著者はYouTubeでも有名なので、動画と本を行き来しながら銘柄を見ると頭に入りやすいです。内容はシンプルで、「売らずに配当を積み上げる」という再現性の高い戦略が、具体的な銘柄とともに丁寧に説明されています。企業選びのルールや調べ方が最初の一歩から噛み砕かれていて、自分のポートフォリオの組み方を見直すきっかけになりました。ただし、すでに高配当投資を続けている人には”当たり前”が多いかも。1ページを縦に分割したレイアウトも、正直少し読みづらかったです。それでも、これから始める人には頼れる入門書です。



番外:投資の”土台”を支えるお金の本2冊

銘柄選びの本ではありませんが、「お金を守って、投資に回せる余力を増やす」という意味で、土台になった2冊も紹介します。

④ お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方(橘玲)

こんな人に:税金や社会保障など「知らないと損をする仕組み」を、一度きちんと知っておきたい人。

税・社会保障・雇用制度といった仕組みを、感情を交えず淡々と解説してくれます。漠然とした不安が「そういう構造だったのか」と言語化される感覚がありました。すぐ金持ちになる本ではなく、お金と人生を主体的に設計するための”考え方の軸”をくれる本です。著者の筆致はかなりドライで身も蓋もないと感じる人もいそうですが、私はその合理性が心地よかった。税や制度の話は前提知識がないと少し難しく、マイクロ法人なども当面は知識として頭の隅に置く程度になりますが、知っているかどうかで長い目で見て手元に残るものが変わる、と感じました。



⑤ この保険、解約してもいいですか?(後田亨)

こんな人に:なんとなく入った保険を、一度見直したい人。

「心配だから」「勧められたから」で続けてきた保険に、すっきり区切りをつけてくれた一冊です。会話形式で、自分が抱きそうな疑問を相談者が代わりに聞いてくれるので、専門家に相談している感覚でさらっと読めます。いちばん腑に落ちたのは、「保険は、起きる確率は低いけれど起きたら人生が狂うことに備えるもの」という考え方。日本の公的医療保険が手厚いことを前提にすると、民間保険の多くは本当に必要かと立ち止まれました。「全部解約しろ」という乱暴な本ではなく、何を残し何を削るかの線引きを与えてくれます。固定費を見直せば、その分を投資に回せる——入金力を上げたい人にもおすすめです。



まとめ:土台ができたら、自分なりの”次の一歩”を

インデックス投資という土台ができると、「もう少し何かできないかな」という気持ちが自然と出てきます。そんなときに、これらの本は“次の一歩”の地図になってくれました。

気になる本から気軽に:Kindle Unlimitedを使うのも手

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ただし、どの本も「これを読めば儲かる」という魔法の本ではありません。大事なのは、知識を借りつつ、最後は自分の頭で考えて選ぶこと。私自身、本で学んだ物差しをベースに、AIも使いながら銘柄を選んでいます。その具体的なやり方は、こちらに書いています。

👉 高配当株130銘柄をAIと18銘柄まで絞った全プロセス